6歳差でも起きる上の子の赤ちゃん返り!わが家の対処法とは?
「6歳も離れていれば赤ちゃん返りはないでしょう?」そう思っていたわたしは、完全に甘かったです。次女が生まれてしばらくたったころ、長女に明らかな変化が現れました。
それまでできていたことを急にやらなくなる、夜中に「ママがいい」と泣く、些細なことでかんしゃくを起こす……。
最初は「疲れているのかな」と思っていたのですが、調べてみるとこれが典型的な赤ちゃん返りの症状でした。6歳でも赤ちゃん返りは起きるのです。
この記事では、わが家の長女に起きた赤ちゃん返りの実体験と、試行錯誤の末にたどり着いた対処法をお伝えします。同じように悩んでいるパパ・ママの参考になれば幸いです。
そもそも赤ちゃん返りってなぜ起きるの?
赤ちゃん返りのメカニズム
赤ちゃん返りとは、下の子が生まれたことで上の子が感じる不安やストレスを、幼い頃の行動に戻ることで表現しようとする心理的な反応です。これは年齢に関係なく起こりえます。
6歳の長女は言葉で気持ちを表現できる年齢ですが、感情の処理はまだ発達段階。
「妹ができてうれしい」という気持ちと「ママを取られた気がして不安」という気持ちが混在して、うまく整理できない状態が行動に出てしまったのだと思います。
6歳の赤ちゃん返りが気づきにくい理由
2〜3歳の赤ちゃん返りは「おむつをしたがる」「哺乳瓶を欲しがる」など、わかりやすい行動が出やすいのですが、6歳の場合は少し違います。
わが家の長女の場合は、以下のような変化として現れました。
自分で着替えをしなくなった、給食を残すようになった、学校から帰ってきて理由もなくイライラする、夜泣きとまではいかないけれど夜中に起きてきてくっついてくる。
こういった変化は、疲れや体調不良と区別がつきにくく、赤ちゃん返りとなかなか結びつかないのです。
わが家で実際に起きた赤ちゃん返りの様子
エピソード1:突然ひらがなが書けなくなったと言い出した
次女が生まれて2ヶ月ほどたったある日、長女が「ひらがな書き方忘れちゃった」と言い出しました。すでに小学校1年生で、ひらがなはとっくにマスターしていたはずなのに、です。
このときわたしは内心「え?」と思いながらも、長女の横に座って一緒にひらがなの練習帳を広げました。もちろんちゃんと書けるのですが、そのこと自体が目的ではなく「ママに一対一で向き合ってほしかった」のだと、後になってわかりました。
エピソード2:夜中に泣きながら起きてくるようになった
下の子の夜泣き対応でわたしが疲弊しているある夜、長女が突然泣きながらリビングに来ました。「こわい夢を見た」と言うのですが、なんとなくそれだけではない気がしました。
夢の内容を聞いてもはっきりとは言えない様子。ただ「ママのとなりで寝たい」という言葉が出てきたので、その夜は長女を真ん中にして川の字で寝ました。翌朝の長女の顔がすっきりしていたのが印象的でした。
エピソード3:妹を無視するようになった時期
一時期、長女が次女を完全に無視する時期がありました。それまでは「かわいい!」と積極的にかかわっていたのに、急にそっぽを向くようになったのです。
「妹のことが嫌いになったの?」と聞いたら、「別に。ただ話しかけたくないだけ」という答えが返ってきました。このとき長女は嫉妬の感情を直接言葉にできない代わりに、距離を置くことで自分を守っていたんだと思います。
わが家が試した対処法:効果があったこと・なかったこと
効果があった対処法1:毎日10分の「長女だけの時間」をつくる
一番効果があったのは、次女が昼寝している間の10〜15分を「長女専用タイム」として確保することでした。
その時間はスマホを見ない、家事もしない、ただ長女と向き合う時間です。
「今日学校でどんなことがあった?」「最近どんな遊びが好き?」そんな会話をするだけで、長女の表情が少しずつ明るくなっていきました。
子どもにとって、親に100パーセント向き合ってもらえる時間がいかに大切かを、改めて実感しました。
効果があった対処法2:気持ちに名前をつけてあげる
長女が「なんかイヤ」「もうどうでもいい」という態度を見せたとき、以前のわたしなら「何がイヤなの?ちゃんと言って」と返していたと思います。でもこのときは「もしかしてちょっとさみしい気持ちがある?」と聞いてみました。
すると長女は少し黙って、「…うん、ちょっとだけ」と答えてくれました。
自分の気持ちに気づいて、言葉にしてもらえることで、長女の気持ちがほぐれていくのが見えました。感情に名前をつけてあげることの力を感じた瞬間です。
効果があった対処法3:お姉ちゃんとしての役割を肯定的に伝える
「お姉ちゃんだからちゃんとして」というプレッシャーをかけるのではなく、「あなたがお姉ちゃんでよかった」という言い方に変えました。
「あなたが優しく話しかけてくれるから、妹がこんなに笑うんだよ」「さっきの抱っこの仕方、すごく上手だったね」。こうした肯定的な言葉かけを意識することで、長女が妹の存在をプラスとして受け入れられるようになっていきました。
逆効果だったこと:「お姉ちゃんでしょ」という言葉
当初、わたしはつい「もうお姉ちゃんなんだから」と言ってしまうことがありました。でもこれは完全に逆効果でした。この言葉は、長女に「お姉ちゃんであることを強制されている」というメッセージとして届いてしまうからです。
「お姉ちゃんでしょ」という言葉を使うのをやめてから、長女の表情が少しずつ穏やかになっていきました。言葉ひとつで子どもの受け取り方がこんなに変わるのかと驚きました。
赤ちゃん返りはいつまで続く?わが家の経験から
わが家の場合、赤ちゃん返りの症状が目立っていたのは次女が生まれてから約3〜4ヶ月間でした。その後は少しずつ落ち着いて、長女が妹の存在を自然に受け入れられるようになっていきました。
完全になくなるまでには半年ほどかかりましたが、今では長女が積極的に妹をかわいがっています。あの大変だった時期が嘘のようです。
赤ちゃん返りは上の子が「環境に適応しようとしているサイン」です。悪いことではなく、子どもが成長しようとしている過程。そう思えると、少しだけ気持ちが楽になります。
まとめ:6歳差でも赤ちゃん返りは起きる。でも必ず乗り越えられる
6歳差なら赤ちゃん返りはないと思っていたわたしにとって、長女の変化は正直戸惑いの連続でした。でも試行錯誤の末にたどり着いた対処法を積み重ねることで、家族の絆はむしろ強くなったと感じています。
大切なのは、上の子の変化を「困った行動」ではなく「助けを求めているサイン」として受け取ること。その視点を持つだけで、対応がずいぶん変わってきます。
同じように悩んでいるパパ・ママへ。大丈夫です、必ず終わりが来ます。そしてその先には、仲良し姉妹の姿が待っています。
次回は「小学生と赤ちゃんを同時に育てるタイムスケジュール」をお届けします。お楽しみに!
よくある質問:上の子の赤ちゃん返りについて
Q. 赤ちゃん返りはどのくらいの期間続きますか?
A. 個人差がありますが、一般的には数週間から半年程度と言われています。上の子が新しい家族構成に慣れていくにつれて自然と落ち着いていくことがほとんどです。症状が長引く場合は、保育士や小児科医、スクールカウンセラーなどに相談してみるのも一つの手です。
Q. 赤ちゃん返り中、上の子を叱っても大丈夫ですか?
A. 危険な行動や人を傷つける行動は毅然と止める必要がありますが、赤ちゃん返りの行動そのものを強く叱るのは逆効果になりやすいです。行動ではなく気持ちに寄り添うことを意識してみてください。叱るよりも「何か不安なことある?」と聞いてあげる方が、長い目で見て効果的です。
Q. パパにできることはありますか?
A. パパの役割はとても重要です。ママが下の子のお世話で手が離せないとき、パパが上の子と向き合う時間を意識的に作ってあげることで、上の子の不安が大きく和らぎます。パパとの特別な時間、たとえば2人でお出かけする日をつくるなど、上の子にとってのパパ時間を確保することをおすすめします。


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